水曜日のおさらい会
- 2023年11月9日
- 読了時間: 4分
昨日は水曜日のおさらい会でした♪
小1の生徒さんは火曜日に引き続き2回目のご参加でした。ありがとうございます♪
火曜日に人前で演奏してみて、すごく楽しかった!!そうで、とても嬉しいです。
春からのレッスンでだんだんと
気持ちもリラックスして積極的になってくれていたので、演奏自体も良い方に変わってきていると思います。
お母様からのご感想でも、人前で演奏する事がとても楽しくなって、また演奏したいと話していると教えて頂きました。
来週からのレッスンでは左手の伴奏型によりバリエーションが出てきますので、
段々と曲の内容も豊かになってきて、
難しい面もあるかもしれませんが、
その分充実すると思いますので、頑張ってください♪
小4の生徒さんはエリーゼのためにを演奏しました。
お風邪で心配していましたが、
前回のレッスンよりも音が柔らかく、
ペダルの使い方、踏むタイミングなど、
色々とレッスンでしたことを考えながら弾いてくれたのが伝わりました。
音が柔らかくなってきたことの一つには、指の上下の運動に頼らず、音型に対して手の運びが上手くなったことが大きいと思います。
お母様からも感情を込めて弾くことや、リズムの感じ方に変化があり成長を感じる旨のご感想を頂きました。
ありがとうございます。
ピアノは、例えばキーボードや、エレクトーン等とどんな風に仕組みが違うかというと、
キーボードやエレクトーンなどは鍵盤を指で押している間だけ音が持続します。
指を鍵盤から少しずつあげていく、とか
指を完全にあげても音の余韻が残るということは殆どありません(音質の選択によっては、多少あります)。
勿論、そのような技術があった方が、キーボードでもエレクトーンでも上手く弾けますので上手く弾く人はそうしています。
それに対してピアノは打鍵をする瞬間がまずは一番大事で、その打鍵の仕方が大事、それによって音色が変わります。
この音色が無限ですので、その曲の感じや、今出したい音色を自分で作っていくという楽しみがあります。
そして打鍵をした後の指の使い方(ゆっくりと指を離していくのか、すぐに離すのかなど)、それを支えていく身体の使い方でも音の伸び方や響きに
無限のバリエーションがあるというイメージです。
そして演奏する時には、今出したその響きを耳で聴き、音の減衰を感じて次にどのくらいの音を出すのか、という事を瞬時に感じて演奏しています。
これは理屈ではなく、ただただ耳と身体を使って感じていくこと、それと良い音を講師が根気よく教えていくことかなと思います。
エリーゼのためにの生徒さんも、
少しずつ音色の違いを分かってきて、
それを実現しようとしています。
とても根気のいることですが、根気よくやってくれていると思います。
表現することが楽しくなってきていると思うので、これから色々な曲の表情を感じて、演奏出来るのが楽しみです。
もうお一人小4生徒さんが2回目のご参加をしてくれて、ハイドンのソナタ50番第一楽章を演奏しました。
月曜日にも演奏してくれて、その時には6年生と一緒にレッスンをして、
また良い方向に頑張ってくれているなと感じました。
ソナタのレベルになってくると、
楽譜の出版社によって、強弱記号、スラー等の表記が違うことは、この曲に限らず多々あります。
強弱記号は目に飛び込んでくるので、
なかなかの影響力です。
クレッシェンドの表記も階段上に音を大きくしていこうとしてしまうことが多いので、目に飛び込んでくるとかえって、演奏の妨げになる、という場合が多い気がします。
強弱記号がほとんどない楽譜(例えば私が使っているヘンレ版など)は、じゃあ強弱をつけないのですか、といわれればそうではなくて、
その強弱の付け方が表記することによって10か0か、みたいになりたくない感じです。なんとなくわかりますか?💦
ここはフォルテと書いてあるから10、
ピアノだからここだけ0か1くらい、
クレッシェンドは1から段階的に10にする、そういう事を避けたい感じなのです。
楽譜に表記していない、ということは、
0ではなく、無限に自分で考えてね、と言われているような気持ちになります。
旋律ひとつ、伴奏型ひとつとっても、大きいままとか、小さいまま、ということはなく、拍を感じたり、和声を感じたりしていくと、その中にも音の大きさが細かく存在しています。
歌ってみるとわかりますが、
クレッシェンドが例えついていたとしても、1音ずつ段階的に大きくなることが不自然な感じというのはなんとなくわかる感じがしないでしょうか。
そんなことを昨日の公開レッスンではやってみて、他のお二人にも聴いてもらい、違いを感じてもらいました。
綺麗に聴こえてきて、聴いてくれている生徒さんも、うんうん!ちがう!綺麗!と分かってくれていました。
人の演奏を聴いて変化していくことを耳で確認出来ることは、とても凄いことです。その様に耳を鍛えていくと、
演奏も変わってくるので楽しいですよ!!
昨日もありがとうございますした♪
StellaMusica
清水真実
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